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ローマ１０００年の歴史からFX投資を学ぶ
ローマ１０００年の歴史からFX投資を学ぶ
こんにちは。吉田和也です。
正月あたりから円相場の下落の波が続いているようです。
ドルは、瞬く間に110円を切り、下落しています
適切なタイミングで損きりをしていかないと、
資金が完全に無くなってしまう恐れも十分にあり得ますので、
損切りをしっかりと入れていきつつ、
相場に対応していくことが重要です。
先日、TVでみのもんたさんが司会している番組内で、
ローマ1000年史を扱った番組がやっていました。
FX投資家の方にとって、とても大切なお話をされていましたよ。
ローマ帝国はイタリアのローマを中心として、
ヨーロッパの広範囲を統率していた大国でした。
しかし、その歴史は今から約2000年以上も前に始まっていたのです。
私は歴史にはそれほど詳しいわけではないのですが、
2000年以上も前に起こった文化なのに、
そこから現代のFX投資家にとっても、大きな学びとなる
内容が多く含まれていたのです。
その学ぶべき言葉とは、
ローマ帝国1000年の中で、最も英雄と名高い、
ユリウス･カエサルの言葉です。
｢多くの人は、自分が見たいと欲するものしか見えない。」
約2000年以上前に発せられたこの言葉が、
現代を生きるFX投資家にとっても、
非常に重要な言葉だと思います。
FX投資家の多くは、いつの間にか
見たいものを見ようとしてしまうようです。
2000年以降、
ずっと右肩上がりに上がってきた為替相場の中において、
今後もまるでずっと上がり続けるかのように、
円を売って外貨を買い続けたのが、
去年の8月に起きたサブプライムショックまでの
日本のFX投資家の姿でした。
昨日も上昇したから、今日も明日も上昇するだろう。
少しくらいの下落があっても、またそのうち回復するだろう。
そうして日本中の個人投資家達は、買って買って買い捲りました。
そしてその結果、大暴落が日本中を襲い、
壊滅的な打撃を受けることになり、
相場からいそいそと退散することになったのです。
彼らは、1989年に起きたバブル崩壊から、
何も学んでいなかったとのです。
まだ上がる、まだ上がると相場を
自分の願望をもとに見続けていたのです。
そして、サブプライムショックによる暴落を経験してもまだ、
「こんなに激しく下落したのだから、次はまた大きく上がるだろう」と、
再び円相場を買っていくという行為を繰り返し始めます。
そして今もまた、大きな損失が出てしまい、
2007年末あたりから、多くの人が損失を出し続けています。
ことごとく損失を被ってしまった相場に参加している人は皆、
「ずっと円相場は上がり続けるもの」という固定観念を
捨てきれなかったのです。
自分の願望で相場を見てしまった結果としか言いようがありません。
そしてまた下落→損失。
｢もう大丈夫｣なんて言える根拠なんてどこにも無く、
ただの憶測でしかないのです。
下落が続いている時は、相場は売りに力が働いてますから、
売ることにより利益を得ることが出来ます。
決して買っていく相場ではありません。
自分の願望で相場を見るのではなく、
先入観を排除し、ありのままの相場を見ようとしてください。
例えば、ドルの100円割れも十分あり得ることです。
ユーロの200円だって、可能性としては十分想定できます。
｢あり得ない｣と思われていたようなことが、
相場の世界ではリアルに目の前で起きます。
特に今年の相場は、今までの常識では｢あり得ない｣
とされてきたことが、次々と起こっているのです。
願望ではなく、リアルにありのままの相場を見てください。
そして、低いところでも下落が続くようであれば、
売っていき、高いところでも上がるのであれば、
買っていくのです。
全ての行動のベクトルは、利益を上げる方向に向けるのです。
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